Thomasは12歳の時からSilversmithを始めていました。
彼の両祖父共にSilversmithであり、子どもの頃いつも彼らの仕事場で遊んでいたので遊びながら
知らぬ間に技術を学んで行ったようです。その為、彼のジュエリーの作り方は簡単なデザインのアウトラインを決めてから
その中心から外側に向かって正確にデザインを施していきます。
この方法でジュエリーを作る人はあまりいないそうです。とても正確かつ奇麗にスタンプで
デザインを打っていくので側で見ていてとても驚かされました。
又、彼は以前に鍛冶屋の仕事もしていたので、彼の工具のほとんどは彼自身が作った物だと言っていました。
僕が彼のSHOP(HopiやNavajoの人たちは自分の工房を「ショップ」と言います)を見た限りではスタンプ類は
全て彼の手作りの様でした。
彼の作るスタンプのデザインはどうやって作られるのかを聞いた所彼曰く
「我々Dine(Navajo)は、常に伝統と自然との共存の中で生き、その経験と伝統的な生活様式、そして毎日目にする
大地、空、植物、季節などにインスパイアされた中から生まれるデザインだから常にそれらに対しては、敬意を祓っている。」
と言っていました。
因みにDine(ディネ)とは、一般的にNavajoと呼ばれる人々の事を彼らの言語で言った言葉で
意味としては「地球上の人々」と言う意味であり、Navajoとは、過去にアメリカ大陸を発見し
侵攻していったスペイン人が彼ら(Navajo)との抗争の中で彼らを「盗賊」、「戦う民」
などと俗称で呼ぶようになり、そのスペイン語に当たる言葉から彼らの事をNavajoと
呼ぶようになったので、彼らの中でも自分自身がNavajoで在る事に誇りを持っている人は
あえて自分たちをDineと呼びます。
又、Thomasは過去にBareback Rodeo(裸馬のロデオ)のチャンピオンでもあったので
彼の家にはたくさんのロデオ大会のトロフィーがありました。
彼曰く、「自分のジュエリー作りとRodeo Ridingは非常に密接な関係にあるので切っても
切り離せない物なのだ。だから自分で乗る馬のSaddle(鞍)も自分で作るから俺は
Leathersmithでもあるんだ。」と言って彼の自慢のSilver Saddleを見せてくれました。
それは乗る所以外はほとんど彼の作ったシルバーのスタンプワークで覆われた装飾用のサドルでした。
現在ThomasはAll-Indian Professional Rodeo Cowboys Association(全米インディアン
プロロデオカウボーイ連盟)のメンバーであり今でも、大会にエントリーしているようでした。
かれのSHOPの隣の机で、Jenniferもジュエリー作りをしています。
Thomasは自分の横で娘が同じ仕事をしている事がとても誇りらしく
「自分の工具を自分の子供たちが使うのが、自分達の伝統を継承していく最良な道であり、それが自分への活力にもなるんだ。」
と誇らしげに言っていました。
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